こんにちは。住宅業界の中の人、リカコです ^o^/
今、あなたが暮らしている家(部屋)の天井の高さは、何cmでしょうか?
この質問に答えられる方は、1割いるか、いないかですので安心してください。
そんな私も、
「あれっ?2,400mm(240cm)だっけ?
2,500mm(250cm)だっけ?」
と不安になりました(>_<)
部屋の大きさ、いわゆる何畳(帖)かは、多くの方が把握されていると思います。
でも、家づくりを考えているあなたに知ってほしいのは、
ズバリ、あなたが今暮らしている家(部屋)の天井の高さです!
目次
まずは、高さ感覚を身につけよう!
家づくりを考えているあなたが、住宅展示場やオープンハウスに見学に行ってみて、
「あれっ?うちと同じ8畳なのに広いな?」
と、感じることはありませんか?
もちろん、家具が置かれていなかったり、最小限のものしか置いていないので広々と感じますね。
それと、特に住宅展示場では、吹き抜けの部屋も多いのでなおさら広さを感じます。
吹き抜けに関しましては、メリットとデメリットがありますので、後日お話したいと思いますが、基本的に今の家は昔よりも、天井の高さ(天井高)が高い傾向にあります。
天井の高さがたった 10cm 高くなっただけで、広さの感じ方は、かなり変わってくるのです。
そこで、家づくりを考えているあなたにやってほしいことがあります!
これをするかしないかで、『 後悔しない家づくり 』に大きく関わりますので、実践をオススメします。
まず、リビングと寝室の2部屋だけでよいので、
何畳(帖)あるかと
天井の高さ(天井高)
をメジャーで測ってメモってください。
そして、「うちのリビングは8畳で、高さが230cm か....」と思いながら、『 230cmの高さ感覚 』を身体にしみ込ませてみてください。
天井の高さ(天井高)を身につけたあなたへ、使用方法を伝授します
まず、住宅展示場やオープンハウスに行ったら、「この部屋の天井高は、いくらですか?」と、聞いてみよう!
「おおっ、このお客様は....おぬし、なかなかやるな」と思われるでしょう(笑)
もっと重要なことがあります。
そう、それは、あなたが今暮らしている家の天井高との差が、いくらなのかということです。
今、あなたが暮らしている家の天井よりも、何cm高いのかを把握しましよう!
どうしても、土地が狭くて広い部屋が取れないという場合は、
今暮らしている家の天井高より、10cmでもよいので高くしてもらうとよいでしょう。
逆に、今暮らしている家よりも10cm低くなると、同じ部屋の大きさでも狭く感じてしまうので注意が必要です。
実験で証明された天井高マジック
容積(面積×高さ)が同じ2つの部屋があります。
① 8畳より少し広いけど、天井は少し低い部屋
② 8畳より少し狭いけど、天井は少し高い部屋
どちらが広く感じると思いますか?
正解は、②です。
実は、人は、②の面積は狭いけど天井が高い方が、
『 1割ほど広く感じられる 』ことが、
実験で分かったそうです。
間取りを気にされるお客様は多いですが、天井の高さ(天井高)は二の次になってしまいがちです。
できれば、早い段階で、天井高も考えてみましょう!
天井は高ければよいのか?適材適所で使い分け
天井は高ければよい、というわけではありません。
例えば、寝室はベッドもしくは床に布団を敷いて寝るので、視線が低い状態の時間が長い、ということになります。
立っているときよりも寝ているときの方が視線が低いので、天井を高くしてしまうと、一番落ち着きたい部屋が残念ながら落ち着かない部屋となる可能性もあります。
空調の節約や熱効率の問題もありますから、天井の高さは適材適所を心がけましょう。
あれっ、この部屋何畳だっけ?6畳と8畳の大きさは?
今いる家(部屋)が何畳かわからないよ、という方のために6畳と8畳の寸法を図にしてみましたので、参考にしてみてください。
田舎の古民家風の家などは、これよりも10cmほど大きい場合がありますが、以下の寸法に近い数字にあてはまったら、それがあなたのお部屋のサイズになります。
6畳(帖)の大きさ
8畳(帖)の大きさ
あなたのお部屋はどうでしたでしょうか?
ちなみに、
12畳だと、6畳が2部屋分。
16畳だと、8畳が2部屋分。
という風に、まずは、6畳と8畳を基本形にして対応してみてくださいね。
まとめ
天井の高さ(天井高)の重要性がお分かりいただけましたでしょうか?
ちなみに、私が住んでいる地域で一番多く採用されている天井高は、2,400mm(240cm)です。
最近は、240cmより高い寸法だと、「広いな」と感じる方が多いようです。
プランニングの打合せの際、間取りについての話し合いは長い時間をかけますが、天井の高さについては担当者さんの「天井高は、○○○○mmですね」の一言で終わってしまう場合もありますので要注意です!
今、住んでいる家の天井高寸法とどれだけ違うのかを確認してください。
いざ工事が始まると、天井高の変更は難しいのが現実です。