こんにちは。住宅業界の中の人、リカコです ^o^/
自宅の便器をパナソニックのアラウーノに替えて5年。
泡洗浄の威力は本当なのか?
従来の陶器とは違う新素材『有機ガラス』の実力はいかほどか?
経年劣化はあるのか?
目次
もしかして、トイレ掃除不要?アラウーノは、その名の通り自らあらうの?
トイレ掃除はしましょう、お金が貯まりません(笑)
なぜ、自宅のトイレリフォームでパナソニックのアラウーノを選んだのか、
と言いますと、
・値段が安かった!
プロとは言え、お値段の安さで選んじゃいますね(-.-;)
・有機ガラス系新素材を試してみたかった。
この2点で決めました。
5年間使用してきた結果、
どうだったかと言いますと、
泡+有機ガラス系新素材=最強!
ここでリカコから一言。
パナソニックの回し者ではないことをお伝えしておきます。
システムキッチンなどは他メーカーよりも価格が高く、コスト優先なお客様にオススメはしていませんので....
泡+有機ガラス系新素材=最強!
でも、掃除は必要です。
ほったらかしにしてたら、さすがに汚れます。
しかし、陶器の便器を使っていた頃に発生していた尿石は、今のところ全く付いていません。
その点、お掃除も軽くこするだけでよいので助かっています。
泡で汚れが見えにくい状態ですので、パッと見キレイなのもズボラな私としては助かりますね(-.-;)
ただし、パッと見きれいなだけで、ほったらかしにしておくと汚れますので掃除はしましょう!(自分への言葉)
① 泡洗浄の威力について
こちらをご覧ください。
出典元:パナソニック
私、今まで勘違いしていたようです。
泡は主にトビハネ防止目的だったんですね(-.-;)
てっきり、泡洗浄で汚れを落としてくれる目的だと思っていたのですが....
トビハネが少ないから汚れなかったのか、なるほど!
カタログを見ると、泡洗浄で汚れを洗い流すことの特徴もちゃんと書かれていました。
「泡は、専用の洗剤を買わないといけないの?」
と、不安に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
泡は、市販の食器用洗剤(中性)を利用できます!
よく、『 専用の洗剤をお使いください 』と書かれている悪徳商法的なのあるじゃないですか?
その点、『 市販の食器用洗剤をお使いください 』と説明書に記載されていますので、良心的ですね。
補足ですが、泡立ちが悪くなったら洗剤を入れるのですが、洗剤の入れ始めは泡が立たなくて、
「あれ?こわれたか?」
と不安になることがありますが、数回用を足して流すうちに泡立ってきます。
② 有機ガラス系新素材について
こちらをご覧ください。
出典元:パナソニック
この新素材の効果なのか、泡洗浄のおかげなのか判断が付きませんが、
カリカリの尿石は5年間一度も付きませんでした。
以前の陶器の便器には尿石がついていました。
ですので、有機ガラス系新素材は、画期的な素材であることは間違いありません。
確かに、最近の水族館は昔と違って、常にクリアな状態を保っていますよね。
弱点もあった!便座が貧弱、傷が付きやすいよ
便器は新素材ですが、便座が樹脂なので傷がつきやすいんですね。
子供用便座を置いたら、傷が付いてしまいました(´・ω・`)
子供用便座を本体便座の上に置く場合は、市販の薄いシートを貼り付けるタイプのカバーを本体便座に貼っておくとキズ防止になるんじゃないかと思います。
TOTOさんの便器もチェックしてみたよ
アラウーノと金額が近いTOTOの『 GGシリーズ 』についても調べてみました。
どちらにしようかとお悩みの方は比較してみてください。
① パナソニックは泡で勝負。TOTOはミストで勝負。
こちらの写真をご覧ください。
便座に座ると、ミストを吹き付けて水のクッションをつくっておき、汚れを事前に予防するのが特徴です。
お茶碗でも同じですが、最初に水で湿らせいておけばご飯粒がこびりつきにくいですもんね。
お茶碗と便器を一緒にしてしまうのもあれですが、発想としては同じだと思います。
ただ、パナソニックのアラウーノは、泡でトビハネをキャッチしてくれる効果もありますので、その点ではアラウーノの方が一歩リードしてるかなと思います。
② TOTOも陶器の上にガラス層を焼きつけていた!
こちらの写真をご覧ください。
ガラス層を焼き付けることで、陶器の凹凸を100万分の1mmのナノレベルで仕上げるセフィオンテクトを採用しています。
こちらに関しては、好みの問題もありますが、陶器でドッシリ、シッカリしているTOTOに軍配が上がりそうですね。
質感や重厚感を感じるのは陶器の方なので、高級感があるのはTOTOの便器かな。
創業時の社名が『 東洋陶器 』であることからも分かるように、陶器に関しては絶対の信頼感があります。
総評
便器を扱っているメーカーは、TOTO、パナソニック、LIXILと選択肢がそれほどありません。
メーカーごとに特徴もハッキリしていますので、選びやすいかもしれませんね。
「トイレはやっぱりTOTOでしょ?」
これは、特に年配の方に多い気がします。
『 トイレ=TOTO 』は、CMの効果もありますね。
ブランドイメージも強いので便器ではやはり人気です。
私は特にパナソニック押しということはありませんが、意外に(と言っては失礼ですが)使ってみると、泡と有機ガラスの効果を感じましたので、選択肢に入れておいてもいいのかなと思います。
ただ個人的には、デザインはスッキリ細身なTOTOの方が好みですね。
パナソニックは、ズングリムックリなフォルムに感じます。
アラウーノを5年使ってきて言えることは、
トイレリフォームをお願いする時に注意してほしいこと
お話してきましたように、便器は各社ウリにしている特徴があります。
トイレリフォームをする際に、リフォーム会社から
「うちは、○○のメーカーしか扱ってないから」とか、
「○○のメーカーにしてくれたら安くできるよ」
と、言われる場合があります。
業界の裏事情として、住宅会社や設備業者で取引量の多いメーカーからの優遇があり、商品を安く仕入れできる場合があります。
「うちのメーカーたくさん使ってくれたら安くするよ」
ということです。
メーカーごとに掛け率(割引率)も違いますので、リフォーム会社としては、少しでも儲けを増やす為、ひいきにしているメーカーを使いたがる会社もあります。
ただし仕入単価が低い分、お客様にお安く提供できる利点があり、良心的なリフォーム会社を選ぶとトータル的に工事金額を抑えることができます。
ですが、お客様ファーストではありませんよね。
このメーカーのこの商品にしたい!と思って、リフォームをお願いしたら、
「うちでは○○のメーカーでお願いします」
と、一方的に言われるケースも多々あります。
特にこだわりがなく安く済ませたいお客様は、それで良いかもしれません。
しかし、口コミをネットで調べたり、ショールームに行ってアドバイザーの説明を受けて決めた便器を入れられないとなったら、
「ウソだろ?!」
てなるのは当然です。
ですので、そんなリフォーム会社さんに当たらないためにも、
「このメーカーの○○シリーズにしたい!」
というお客さまは、
メーカーを指定してから、複数社の見積もりを取ることをオススメします。
これは、システムキッチンでも同様ですので、覚えておいてくださいね。
その複数社のリフォーム会社の中に、あなたの希望するメーカーに強い(取引量があり仕入が安い)会社があるはずです。
大きく金額が変わってくる場合があります。
一括依頼で複数社の見積もりを取れるサイトがありますので、ご利用されてみてはいかがでしょうか?